浦和レッズ2010の陣容が確定! 改めて具体的に妄想をしてみる

欧州のウインドウが閉まり、阿部勇樹の残留が決定した。これでようやく、2010年浦和レッズの陣容が確定し、本格的に妄想の時間に入ることができる。何と喜ばしいことか。しかしながら、気づけばもう開幕は1ヶ月後に迫っており、なおかつ今年は久しぶりにプレ・シーズンマッチが設定されているから、残された時間は多くない。オフィシャルで見られるキャンプ・練習試合の情報や、メディアに露出しているネタをベースに、今季の浦和をちょっと具体的に妄想してみた。

↓ここから続き

今季の陣容

新規加入選手
  • FW:高崎寛之(水戸ホーリーホック)
  • MF:柏木陽介(サンフレッチェ広島)
  • MF:ウィルフリード・サヌ(1.FCケルン)
  • MF:宇賀神友弥(流通経済大学)
  • DF:マシュー・スピラノビッチ(1.FCニュルンベルク)
放出選手
  • FW:小池純輝(水戸ホーリーホック)
  • MF:赤星貴文(未定)
  • DF:田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)
  • DF:近藤徹志(ファジアーノ岡山)
  • DF:野田紘史(ファジアーノ岡山・レンタル延長)
  • DF:橋本真人(栃木FC)
2010 URAWA Reds members
背番号 ポジション 名前 満年齢 身長 体重
1 GK 山岸 範宏 31 185 84
2 DF 坪井 慶介 30 179 67
3 MF 細貝 萌 23 177 64
4 DF マシュー スピラノビッチ 21 193 88
5 FW ウィルフリート サヌ 25 165 64
6 DF 山田 暢久 34 175 66
7 MF 梅崎 司 22 167 64
8 MF 柏木 陽介 22 175 68
10 MF ロブソン ポンテ 33 174 69
11 FW 田中 達也 27 167 63
12 DF 堤 俊輔 22 177 69
13 MF 鈴木 啓太 28 177 67
14 MF 平川 忠亮 30 171 67
15 FW エスクデロ セルヒオ 21 171 71
16 FW 高崎 寛之 23 188 78
17 FW エジミウソン 27 183 77
19 FW 高原 直泰 30 181 75
20 DF 堀之内 聖 30 178 72
21 DF 永田 拓也 19 169 58
22 MF 阿部 勇樹 28 177 77
23 GK 都築 龍太 31 185 81
24 FW 原口 元気 18 177 63
26 DF 濱田 水輝 19 185 80
27 MF 西澤 代志也 22 174 66
28 GK 加藤 順大 25 180 71
29 GK 大谷 幸輝 20 185 80
30 FW ファイサル 18 168 62
31 DF 岡本 拓也 17 174 71
32 MF 林 勇介 20 170 60
33 MF 高橋 峻希 19 169 68
34 MF 山田 直輝 19 166 64
35 MF 宇賀神 友弥 21 171 71
平均 24.2 176.0 70.2

※満年齢は、2010年1月31日現在

いろいろ情報をかき集めて考えてみると、今季も選手の配置は昨年と大幅に変わることはないと思う。ただ、柏木の加入で中盤の並びには考える余地が残されてるかな。因みに平均年齢は24.2歳となった。他のクラブの情報が無いからなんとも言えないけれど、かなり若い集団になったんじゃないだろうか。また全選手の平均身長は176センチで、これは指宿合宿に招集された代表候補の平均と比較すると、1.5センチ程度小さい(代表の平均は、177.6センチ)。ではポジションごとに妄想を続ける。

キーパー

現状だと、一番手は山岸の様子。練習試合でもファーストチョイスになっている。ただし都築もそうだけれど、山岸も足元に強みがあるとは言えないキーパーで、プレーエリアも広いとは言えない。フィンケがどれだけディフェンスラインを高くしたいのかがカギになるけれど、もしキーパーを積極的にビルドアップへ参加させたいと考えるならば、順大というチョイスが意外と現実的になりそうな感じもしている。

ディフェンスライン

昨年と比較して最も変化が大きいのが、ディフェンスラインになる。スピラノビッチはコンディション不良で練習試合に参加できておらず、今のところその能力は不明確だけれど、伝え聞くボール扱いの軟らかさと身長の高さで新しい浦和のディフェンスを構築して欲しい。センターバックは彼と坪井、暢久、堀之内、堤で回すのかな。濱田がどれだけ競争に割って入れるのかも見所。

サイドバックは新加入のサヌがどこでプレーするかによって変わってくるが、キャンプで評価の高い宇賀神とサヌ、そして永田が左サイドバックを争い、右サイドは暢久、峻希、平川の争いになりそう。フィンケは高い身体能力を持つ選手をサイドバックに置きたいと言い、また、若い選手はなるべくサイドで使いたいという発言をしていることから、暢久はセンターバックでの起用が増え、峻希や宇賀神、堤などのプレー機会が増えるんじゃないかと思う。堤は監督からの評価が元々高く、故障が完全に癒えればディフェンスライン全てのポジションで出場出来る可能性があるので、マルチロールとしてベンチ入りの可能性は非常に高いと思われる。

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ミッドフィールド

サイドハーフは原口・達也・セル・高原のうち2人で構成されるのが明白だから、逆に考えるとトップの数をどうするかで中盤の構成は変わってくる。1トップならばセンターに三人入るし、2トップならば二人がセンターを切り盛りすると。西澤、林、ファイサルらの若手は、サイドでの競争に入っていかないと、ベンチ入りが難しくなるだろう。

攻撃の中心に柏木を据えるのは間違いないと思われるので、夏場で契約の切れるポンテの起用方法をどう考えるかによって変わってくる。怪我の直輝が復帰できるのは早くて4月以降だろうから、それまでは柏木・ポンテの二人が攻撃のタクトをふるう筈で、そう考えると2トップの場合は柏木・ポンテの同時起用はほぼあり得ないということになるかな。柏木・ポンテをサイドで使うならばその限りではないが、フィンケはその選択をしないんじゃないかというのが、今のところの読み。

ボランチは、阿部・啓太・細貝の三人が争うという、選手の経験値とクオリティを考えると、今季の浦和の最激戦地区と言える。トップ下が一人ならば椅子は二つ用意されるが、柏木・ポンテの同時起用となると、アンカーが一人という形になり、二人がふるい落とされてしまう。濱田もここの競争に入って欲しいけれど、これはなかなか厳しい戦いになりそう。

フォワード

昨年大きな実績を残し契約も延長されたエジミウソンが、フィンケの中でのファーストチョイスであるのは間違いない。1トップといえども、中央にどんと構えてボールを待つような形ではなく、サイドハーフ・攻撃的MFの4~5人が流動的にやるというのが理想型の筈なので、エジミウソンのようにサイドに流れてのプレーを得意にしているタイプは使いやすいのだと思う。

個人的には帰還した高崎に思い入れが少しあるので、出来るだけ試合に絡んで欲しい。ただ、やはり今季はエジミウソンを中心に、高原・高崎を含めて回していくと思われる。

などと、身勝手に今季を想像してみた。選手の構成をみていると、サイドには若い選手が列挙され、中央には経験値の高いベテランが並ぶという、理想に近い編成になってきている。高い心肺機能を要求されるサイドでは若い選手が上下動を繰り返し、中央ではベテランが経験を生かしたプレーできっちりと締めていく。チームのバランスは、本当に良くなっていると思う。

サッカーダイジェストのインタビューでフィンケは我々の目指すところは、ワールドスタンダードなのだからと語っていた。何をもってワールドスタンダードとするかは人それぞれだろうけれど、少なくともそういう意識を監督が持っているのはまったく悪いことではない。勝利“だけ”を希求して瓦解したクラブが、この知将の手でどう変化していくのかを想像するだけで楽しいし、選手の編成を眺めただけでも、明らかに目指す方向が変わっているのが手に取るように解って、希望で胸が膨らむ。

まあ、シーズン開幕前の時間は元々そういう楽しい時間なのだけれど、今年はその傾向がより強いかな。

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